勇気ある撤退

そもそも、外部の塗装作業は、自然環境に左右されやすいわけでして。
とくに、梅雨時期の降ったりやんだりの雨や、夏場の雷雨は困り者です。
私どもも正直、何度か痛い目に会いました。
つまり、大失敗であり、大ダメージといったところて゜す。

経験の浅かった若い頃でしたが、塗装作業をしている最中に
雨が降り出してしまい、別の日に再塗装をしたことがあります。

人間は欲があるともうしますか、
せっかく現場にきたのだから、少しでも作業を進めたいと考えるのは
人情として分かります。
「まぁ、雨は降らないだろう、大丈夫だろう」という判断が危険なんです。
運良く雨に流されずにすんでも、いつかは必ずしっぺ返しがきます。

何度かそうゆう目にあうと流石に懲ります。
では、どうしたらよいのでしょう。結論から申しますと
「危なそうな日は作業はしない、雲行きが怪しくなってきたら作業を
中止する、場合によってはさっさと、引き上げる」です。
かっこよく言うと「勇気をもって今日はやめておこう」ということです。

特に、屋根の塗装の場合は天候や気温にもっとも気を遣います。
降雨が少しでも予想される場合は塗装の作業は絶対しません、
材料費も無駄になりますし、人件費(労務費)も無駄になるからです、

冬場の日照時間の短い時期はおそくまで塗装していると夜間に霜がおりて
翌日、塗装した箇所がのツヤが引けてしまうことがあり注意が必要です。
そうなってしまった場合、どうするのかというと
もう一度塗り直すのです。

春先の風の強い、特に黄砂が舞う時期も要注意です。

とにかく、自然には逆らえないので危なそうなときは作業はしないことが
賢明です。

塗装の仕事は「お天気仕事」なので日曜日でも作業をすすめることがあります、
もちろん、お客様の了解をいただいてですが。

トラブルのないように、毎日安全第一で作業をすすめておりますが、
勉強になることがまたまだ、ありそうです。

最近の天気予報はかなり精度が上がってきていて信頼しております。
ただ、時間的な誤差はありそうです。
早めに天気が崩れてくると考えていたほうがいいと思います。

塗装屋は雨が降ると何にもできません、
かといって無理して作業をすすめても材料と手間が無駄になります。
まさに「骨折り損のくたびれ儲け」となります。




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